◆原則は医療費全額自己負担
日本でホルモン補充療法を行う場合の治療費の負担について確認しておきましょう。
まず日本で補充療法を受ける場合は原則として保険の適用がありません。
これはホルモン補充療法が病気・疾患などの予防法としての治療法として認められている為です。
実際に疾患にかかっている状態での「病気の治療」に関しては保険法が適用されます
しかし病気の予防の場合は保険の適用がなされない為、自由診療としての扱いとなり全額を自己負担することになります。
◆医療保険適用となるケース
ホルモン補充療法の治療費は原則として全額を自己負担することになっております。
ですから医療費は高騰しますし、1回の注射が数万円になることも珍しくありません。
しかし、更年期障害と診断されたケースや、更年期障害と平行して発症することの多い「骨粗しょう症」と医師から診断を受けている場合は、ホルモン補充療法を行う場合であっても医療費は保険の適用となります。
ホルモン補充療法が保険の適用となるか否かについては前述したとおり、病気の治療としてホルモン補充療法を行うかどうかという点がポイントとなります。
ですから美容目的でホルモン補充療法を行う場合は、保険適用とならない場合が大半でしょうから事前に支払う費用については内容を確認しておくことが大切です。
尚、女性ホルモンを補充する「HRT補充療法」などは保険適用となる治療法のひとつです。