エストラジオールの正常値・基準値

エストラジオール数値の正常値・基準値、エストラジオール(エストロゲン)血液検査についてQ&A方式で初心者向きに解説。

◆更年期になると女性ホルモンの分泌が低下するのはなぜですか?

◆更年期の期間とは具体的に何歳から?

 更年期を迎えた女性は、加齢とともに卵巣の生殖機能が少しずつ低下していきます。

 「では、更年期とはいったいどの時期を指すのでしょうか?」

 一般的に50歳前後の期間が更年期と呼ばれておりますが、これは閉経をひとつの基準と捕らえている為です。

 具体的には、閉経が確認される年度を中心に前後10年程度の期間が更年期期間と覚えておくと良いでしょう。

 50歳前後が何となく更年期と思われているのは、統計的に閉経年齢が50歳前後に集中している為です。

※更年期とは閉経が確認される年度を中心に前後10年程度の期間のこと

 更年期に女性ホルモンの分泌が低下するのは、個人差はありますが基本的に出産という女性の大きな役割を終える時期でもありホルモンバランスを何らかの形で調整していると考えられております。

 月経は大量の血液を失うことからも身体的な負担を軽減する為に閉経が行われるという考え方もありますが医学的に更年期障害の明確な発症原因は解明されておりません。

◆更年期障害の主な肉体的・精神的症状の一覧

◆更年期障害の主な肉体的・精神的症状の一覧

 更年期に多くの人が覚える体調の不良や精神的なストレスの事を総称して更年期障害と呼びます。

 これは、卵巣の生殖機能の衰えとともに卵胞ホルモンであるエストロゲンの分泌量が更年期を境に急激に低下することが最大の原因です。

 エストロゲンの大半の成分を占めるエストラジオールも当然、エストロゲンの低下と共に減少していくことになります。

 急激な女性ホルモンの低下は、本人が気づかない範囲で起こる為、病気や何かの疾患の可能性を検討する方も多いほどです。

 更年期に見られる多くの症状である「ほてり症状」「発汗」「憂鬱」「不眠」などの症状は、子宮がんや高血圧などの症状と類似していることもその要因にあります。

 エストラジオールを増やす2つの方法でもお話ししましたが、食事療法などの工夫でもこれらの更年期に伴う急激なホルモンの低下を予防することは可能です。

 更年期障害は誰にでも起こる自然な低下現象であり、完全な治療法は確立されておりません。

 しかし、女性ホルモンが低下する度合いをゆるめたり、更年期障害の症状を緩和させることはある程度の範囲で対策が可能です。

更年期障害の主な肉体的・精神的症状の一覧
更年期障害の主な肉体的症状 ほてり感・のぼせ(ホットフラッシュ)
関節痛
発汗・寝汗
肩こり
肌荒れ
のどが渇く
動悸
耳鳴り
めまい
頭痛
更年期障害の主な精神的症状 不眠
情緒不安定
不安感
興奮
憂鬱症状
ストレス・イライラ

◆注目を集める漢方薬による更年期障害対策

◆注目を集める漢方薬による更年期障害対策

 更年期障害の治療は症状に個人差があるため、確立された治療法というものは存在しません。

 その為、その症状に見合う対象療法を基本として食事療法や場合によってはホルモン補充療法などと平行しながら治療を行っていくことになります。

 そのような中、最近になって見直され始めているのが漢方薬による治療です。

 前項でも解説したとおり、更年期障害の症状は多様な症状を示しますが、東洋医学の体調のバランスを整えるという観点から漢方薬の効果が見直され始めてきたのです。

 西洋医学は、原因となる物質を補充したり手術によって排除するなど、明確な原因物質を見定めることを前提とした医学分野と言われております。

 対して東洋医学は、「陰と陽」と呼ばれる対象となる「気」のような存在からバランスを整えることで治療を行うという概念が根底にある医学分野です。

 日本では「薬用養命酒」やツムラの漢方薬などが有名ですが、現在は多くの企業が漢方薬の可能性を研究し始めております。

 更年期障害の治療法としても漢方の可能性はまだまだ未知数ということですね。

※更年期障害対策として薬草(漢方薬)の可能性が注目されている

◆アンチエイジング医療・ホルモン補充療法の基礎知識

◆妊娠前期・中期・後期・更年期・不妊治療に関する知識